シジミの採苗について
Date : 2023.10.30宍道湖漁協では、毎年シジミ採苗事業を行っています。
採苗事業は、宍道湖でシジミの稚貝を育て放流する取組です。
産まれてすぐのヤマトシジミは、宍道湖内をただよって生活しています。
一方で、宍道湖のおよそ水深4m以上の場所では、湖底付近が酸欠になりシジミが生息することができません。
そこで、6月に採苗器を宍道湖の湖心に設置し、湖心をただようシジミを採苗器の中で育成し、
10月に採取して、宍道湖の浅場に放流する取組を宍道湖の6か所で行っています。
採苗事業は、漁業者にとって、その年の産卵状況を考える機会ともなっています。
今年は、感覚的にはまずまずの採苗状況だったと思います。
生物調査に携わる地元のNPOの方々に計測していただき、来月にはおおよその採苗数が判明する予定です。
・6月に採苗器を作成しているようす
・10月の採苗器の取り上げのようす。
・採苗器内のシジミの稚貝
・大きさはおよそ小指の爪くらい