シジミの誕生について
Date : 2022.10.11シジミの誕生についてのお話です。
宍道湖でたくさん取れる、ヤマトシジミにはオスとメスがいます。
産卵の方法ですが、宍道湖の中にオスは精子をメスは卵子を放出し、湖内で受精して浮遊幼生となり宍道湖の浅いところなど条件の良いところにたどり着き、稚貝となります。
ちなみに、漁業の対象にはなっていませんが、宍道湖周辺の川に生息するマシジミの仲間は、1個体にオスの部分とメスの部分を持っていて(雌雄同体)、体内で受精して稚貝の状態まで育ってから出てきます。
見た目は似ていますが、シジミの種類によって、繁殖の仕組みは大きく違っています。
また、宍道湖ではこのシジミの発生の仕組みを利用して、シジミの採苗事業を行っています。今年の取り上げは10月19日(水)となっています。この取組についてはまたの機会に紹介いたします。
↑ ヤマトシジミの稚貝